ラノベ作家のメモと戯言

ラノベ作家の相崎壁際です。第13回GA文庫大賞で「ガンガンGA特別賞」を受賞。デビュー作『どうか俺を放っておいてくれ なぜかぼっちの終わった高校生活を彼女が変えようとしてくる』は2巻まで発売中&コミカライズも連載中です。

確定申告を終わらせたよ~って雑記②

確定申告めっちゃ大変だったよ~って書いてるだけの記事です

↓の記事の続きです。

aizakikabegiwa.hatenablog.com

 

・2021年1月~

ひとまず『妹さえいればいい。』に従って、本や漫画を買った際のレシートを集めておくことにしました。

と言ってもそう頻繁に買うわけじゃないので、月に数枚をクリアファイルに入れておくだけですが。この "やってる感" だけで作家っぽさが出せていいね。気分は羽島伊月(妹さえの主人公)です。

 

・2021年5~8月

賞金とか印税が銀行口座に振り込まれるようになり、口座残高からもラノベ作家になった実感が得られて嬉しい一方、マジで税金をどうにか払わないといけないんだろうな……と先のことを思って暗澹たる気持ちに。

税金を払うこと自体に忌避感はないのですが、ひたすらに事務処理が面倒です。

 

そもそもクリエイターって事務仕事が苦手な人が多そうなイメージなのに、会社の年末調整より面倒であろう確定申告をやらせるってどうなんですかね。絶対に申告漏れとか申告諦めるとか多発してるだろ……と思います。

 

とはいえ、税金を払い損ねて追徴課税を喰らう(詳しくはわかりませんが、ペナルティで本来より多めに税金を徴収されるらしいです)とか脱税で逮捕されるとかは嫌すぎます。

別に法律を破りたいわけではない。むしろ順法精神にあふれている。かといって税理士に頼むのもなんか大袈裟だし相談するのが面倒だし先立つものもないし。

大野アシュリーが実在してたら依頼するのもやぶさかではないのですが、たぶん非実在税理士(32歳だから東京都に規制されません)なんだろうし。

 

この頃になると、さすがに『妹さえいればいい。』の知識だけで戦える敵ではなさそうだというのは理解できます。なんだよ『妹さえいればいい。』一本で戦うって

仕方ないので現代人の頼れる味方ことGoogle検索で「確定申告 やり方」と検索してみるも……

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候補の記事が多すぎてなにを読んだらいいのかわからない。ひとまず適当にクリックして読んでみてもイマイチ理解できない。自分がアホだからですかね。

なんか確定申告書を出さなきゃいけないとか帳簿を作る必要があるとかe-Taxだと控除が受けられるとか困ったら税務署に行った方がいいとか、難しいこと言ってるのはわかるんですけど。いや税務署に行くのは頑張ればいいんだが。

 

どうにか根性出して複数のウェブサイトを読んでみたところ、書いてある内容はどれも似通っていることが判明。

しかし、帳簿(?)の書き方や申告のやり方を、全く無知のアホである自分のような人間にもわかるよう、懇切丁寧に解説したものは探し方が悪いのか見つかりませんでした。心得の悪い人間には見えない仕様になってるのかもしれない。

 

ない頭を絞ってやるべきことを時系列で整理するとこんな感じになりました。

・市役所で「マイナンバーカード」を作る(受け取る)。

・税務署で「開業届」「青色申告承認申請書」を出す。

・確定申告シーズンになったらなんか頑張る。

 

まあ……百歩譲ってマイナンバーカード作成と開業届はやっておくか。マイナンバーカードは入手しておいて損はないだろうし。

 

というわけでマイナンバーカードを入手するため、スマホの申請フォームから顔写真を撮ったり通知カードに記載されたマイナンバーを入力したりして申請。

そして後日、必要書類を持って市役所へ行きました。昔のことなので細部は忘れましたが、平日に仕事を中抜けして行った記憶があります。

 

また、別の予定で有給を取った平日に税務署へ行き、開業届と青色申告承認申請書を出してきました。

マジでなんもわからん状態でマイナンバーカードと身分証明書、あと印鑑だけ持って行った気がしますが、受付の方に聞いたら書類の場所など親切に教えてくださいました。マイナンバーカードは使ったけど印鑑は使わなかったかもしれない。1時間もかからなかった気がします。

青色申告承認申請書を出すと税務署の担当者(?)的な方に電話で相談することができたのですが、こちらの知識がゼロなので、そもそも何を質問したらいいのかわからない。

結局、「青色申告だったら複式簿記ですね」「会計ソフトを使うといいですよ」的なアドバイスをいただいて終了しました。

 

・2021年12月

会社の方で年末調整がありました。

こちらでは小説の収入とか書いても仕方ないので、例年通りの記載で済ませました。

 

それと、よくわからんながらふるさと納税をやってみました。よくわからんがお得らしい。何がどう得なのかよくわからんが。

確かビールとか肉とか届きました。

 

・2022年1月

本業の会社から「源泉徴収票」なるものが配られます。ひょっとしたら1月じゃなくて2月だったかもしれない。

毎年もらっていたものですが、これまではよく読まずに捨てていました。

でも、1年の給与とか社会保険料とか源泉徴収税額とか、何かしら税金と関係しそうなワードがちりばめられているあたり、確定申告に必要っぽい書類なのはわかる。

思い返せば、適当に漁った確定申告関連のウェブサイトで「会社の源泉徴収票は保存しておきましょう」的なアドバイスが書いてあった気がする。

ひとまずレシート類と一緒にクリアファイルに挟んでおきました。

 

また、ラノベを出版しているGA文庫からも「支払調書」なる書類が届きました。
これには1年間の「支払金額」「源泉徴収額」などが記されており、見るからに確定申告に必要な書類だとわかります。

結局なにをどうすればいいのか不明ですが、これもクリアファイルに挟みました。迷ったらとりあえず保存しておいた方が良いっぽいですね。

 

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ゆるキャン△のクリアファイルにすべて挟んでおきました。

 

さらに税務署からも「新規開業された皆様へ」という茶封筒と共に、確定申告に関する諸々の書類が送付されました。

おお、なんか頼りになりそうなものが届いた!とは思ったのですが、中身の書類から放たれる圧倒的な面倒そうオーラを受けてまともに読めない。

 

根性出して一通り読んでみたものの、棚卸だの減価償却だのちょっと何言ってんのかわかんないワードの連発で脳から煙が出ます。

いや、ラノベ作家って(基本的には)年に数回ちょろっと収入がある程度で、仕入れとか減価償却するような資産もないし、せいぜい購入した書籍を経費で落とせればいいんですけど……結局そういうのってどうしたらいいんですかね?

 

ここまで何度か確定申告について調べても今一つ理解できなかった理由が、「必要な情報以上に不必要な知識が多すぎるから」ではないかと思い始めました。

一回も確定申告したことないから情報の取捨選択はできないし、そうかといって明らかに関係なさそうな部分は目が滑るし……。

 

 

長くなったので次は③へ。そろそろ終わらせたい……。

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