ラノベ作家のメモと戯言

ラノベ作家の相崎壁際です。第13回GA文庫大賞で「ガンガンGA特別賞」を受賞。デビュー作『どうか俺を放っておいてくれ なぜかぼっちの終わった高校生活を彼女が変えようとしてくる』は2巻まで発売中&コミカライズも連載中です。

小説に関してインプットとアウトプットが偏りすぎる

書いてるときは読めないし読んでるときは書けない

これって普通なんだろうか?

やっぱり小説を書くからにはどっかでいろんな小説をインプットしてかないといけないと思うんだけど、俺の場合小説を書き始めてからあんまり小説読めてないんだよな。

そりゃ世の中の平均と比べれば読んでるんだろうけど、小説を書き始める前の俺と比べると明らかに小説読むスピードが落ちた。

たぶん一番小説読んでたのが高校の頃かな……義務教育じゃなくなって、「まあ最終的に大学入ればいいんだろ」って感じで授業中に小説読んでたから。

確かに小説は読めたけど、受験直前に詰め込むことになって苦労したからあのときの俺はアホだった。

しかしそのときの貯金で今小説書けてる俺がいると思うと、完全に切り捨てるのも無理だよなー。

アホでバカだったけど必要ではあった、くらいか。

 

それにしても、まだデビューすらしてないのに過去の貯金を切り崩してるのは本当にバカでしかない。

実際は現在進行形でじゃんじゃん新しい小説読んで、いろんな蓄積を増やしていかなきゃいけないはずなんだけど……。

アニメならご飯食べながら観られるんだけどなあ。あと音楽。

映画とか小説は最近マジで観てないし読んでない。マズい。

 

新人賞に応募し終えた後はそれなりに読むんだけど、締め切りが近づいてくるとどうしても「いや読んでる場合じゃねーだろ、書けよ」っていう考えが頭に浮かんできてしまう。

仕事から帰ってきてご飯食べて、とりあえずパソコン開いてネットサーフィンして音楽聴いて、とりあえずブログだけ書いて一応テキストエディタも開く。

「この前買ってきた本でも読もーかな」って思っても、いやいやそろそろ締め切りだし執筆すすめなきゃ、って思って読まない。

それで書くんならまだしも、結局なかなか書かずにうだうだしてるうちに12時回って寝てしまう。

最近この繰り返し。

 

我ながら書いてて死にたくなってくるのー。

なんじゃこのダメ人間は。

まあダメ人間じゃなかったら今頃こんなアホみたいに自堕落な生活送ってないしな。

最近自分に対する許容度がどんどん下がってきて、今は「まあ仕事行ってるだけマシだろ」って感じなんだけど、そのうち「まあベッドから出ただけマシだろ」にランクダウンしそう。

最終的には「まあ今日も生きられたしマシだろ」ってなってニートだな。

本とかCDを失うわけにはいかないのでホームレスにはならずに踏みとどまりそうだ。

 

仕事もなー。楽しいっちゃ楽しいけど家から出るのもだるいし会社のノルマ的なのがだるい。

生きてるだけで誰か褒めてくれないかな。具体的には死なないだけのお金くれないかな。

ベーシックインカムーー!!

第10回GA文庫大賞後期に向けてボチボチ書き始めた

いつもよりちょっと早い

まあ、これまでにも少しは書いたりしてたんだけど。

土曜日に勉強会があって、そこで考えたことを反映させてちょっと冒頭の雰囲気を変えてみたから、実質書きなおし。

普通こんなのわざわざ言うほどのことでもないんだけど、こうやってたまに書いてるアピールを自分に向けてやっとかないとすーぐダラけるから。

俺は締め切りまで1週間切っても現実逃避してマンガ読んでるような奴だからな。「やべーやべー、マジやべー」って言いながらマンガ読んでるから。

自分のことを信用してはいけないというのが、これまでの人生で得た教訓(悲しい……)。

自分で自分の尻に火を点けないと計画通りに書けないんだよな。

まあお尻が燃えてても結局計画通りには書けないんだが。

計画よりちょっと厳しい感じでも書けるだけマシ。

 

それにしても俺は新人賞に余裕を持たないでバーッて書いてガーッて出しちゃうタイプだから、締め切りまで1か月以上もあるとか珍しい。

これだけ時間があれば、推敲とかできるんじゃないっすかね。推敲。

 

そもそも推すか敲くどっちがいいかって話だったけど、確かに俺も「敲」のほうがいいと思う。詩歌だと音って大事っぽい。

 

考えてみれば自分の作品をじっくり推敲とかしたことないな……電撃に出したやつは一応やったような記憶があるけど。

やんなきゃいけないのはわかるんだけど、やっぱ自分の書いた文章を読み返すのは辛い。恥ずかしい。

まー初めから読み返しても恥ずかしくないような文章を書けって話なんだけどね。

それに読んでて恥ずかしいなら文章がおかしいんだからそこちゃんと直せよっていう。

 

っていうかまだ書き上げても無いのに推敲の話とかアホか。

まずは書き上げないと。

最終的にはGA文庫の書式(42文字×34行)で120ページくらいを目途にしてるから、あと30日くらいで書き上げるとしたら1日あたり4ページか。

とりあえず平日は2ページ、休日は9ページくらい目標にしとこう。

 

……いやー、まあ、ちゃんと計算してみたら思ったよりしんどかったけど多分何とかなるだろう。

未来の俺が頑張ってくれるはず。

頑張れ俺。

 

いつにも増して内容がとっちらかってんなー。

 

ライトノベル勉強会(関西)に行ってきた②

 

俺のプロットも読まれた。そもそも作品だって新人賞の下読みさん編集さん以外に読まれたことないので、めっちゃ恥ずかしかった。

なぜか戦争モノ被り気味なプロットあったしなー。みんな好きなんっすねえ戦争。

いろいろとツッコまれもして、そのたびにしどろもどろになってよくわからん弁明をしたんだけど、皆さん要領を得ない俺の言葉をちゃんと聞いてくれて嬉しかった。

途中から参加されたアニメ監督の芦名みのるさんも読んでくださって、「このプロットなら人間賛歌になると思うけど色々先行あって茨の道だよね」的なノリで色々案を出してくださって、とても参考になりました。ありがとうございます。やっぱそこから逃げるとキツイですよねえ……ってことで目指せジェノサイダー。待ってろジョン・ポール。

貰った意見を参考にして、とりあえず書き上げたいと思います。だいぶラノベ文芸寄りだという意見も多かったので、応募する先はまた再検討するかな……でもまあGA後期に出して落選してからでも、メディアワークス狙いで電撃大賞に出したり富士見ノベル大賞に使いまわせるのでとりあえず出そうかな。

ノベルゼロという意見もあったので、そっち方面も見つつ。

 

一通り終わって記念写真を撮って、参加希望者のみ二次会へ。結構参加率高かった。

これまでの人生でもかなり上位の雰囲気を持つお店で楽しく飲みました。京都の店って全部あんな雰囲気良いの?

二次会でも業界トーク(出版アニメ獣医(?)などなど)色々なお話が聴けて最高でした。皆さん話がめっちゃ面白い。

小説の話になると皆さん真剣で、しっかり意見を持っている姿がとても印象的だった。すげーなあ。

三次会でもプロットの作り方についてお話が聴けたりしたんだけど、残念ながら俺が調子乗って飲み過ぎて後半死んでたのが無念。何やってんだ俺。

おまけに終電逃して草薙先生おすすめのバーに連れて行ってもらったもののソファでぶっ倒れてるという……本当に申し訳ありませんでした。朝までトイレと地上とソファの三か所をグルグル回る不審者となり果てていた。アホか。

 ホント申し訳なかったなと思うけど、1日経ったら平気な顔でアニメ観られるあたり結構図太いのかもしれない。「キノの旅」も「Just Because!」も良い。

 

昨日(から今朝にかけて)は本当に楽しかったなー! 皆さんありがとうございました。

ただ人としゃべりすぎて疲れたのでしばらくは人と話さなくていいな……3日くらいは唖になりたい。

 

書籍化もされるような作家さんを見ていて思ったのが、「創作する上でぶち当たる課題に対して自分なりの答えを持ってる」っていうこと。

そういう人って何も考えずにここまで来たんじゃなくて、いろいろと悩んで考えてここまで来たんだよなーと。

俺もなんとなくで対処してくんじゃなくて、その都度もっと深く考えるべきなんだろうな。難しいけど。

 

とりあえず頑張ってみよう。あと酒はのみすぎないようにしよう、マジで。