ラノベ作家のメモと戯言

ラノベ作家の相崎壁際です。第13回GA文庫大賞で「ガンガンGA特別賞」を受賞。デビュー作『どうか俺を放っておいてくれ なぜかぼっちの終わった高校生活を彼女が変えようとしてくる』は2巻まで発売中&コミカライズも連載中です。

第12回GA文庫大賞前期二次落ちの評価シートが届きました

チョロいので褒められると嬉しくなってしまう

9月30日、二次落ちしたラブコメ作品の評価シートが投稿用のマイページに表示される形で届きました。

ページを開く前は「くっそ~よくも落としやがって……覚えてろよ……」みたいな心境だったんですが、「キャラの掛け合いがいい」「次の投稿作も楽しみにお待ちしています」みたいなこと書かれてて一瞬で手のひら返しました。

 

今の自分は「よっしゃー!今考えてる最高に面白い作品を送り付けるから待ってろよ!」って感じです。

我ながら呆れるほどチョロインだ……。

ブコメのチョロイン、賛否両論あるかもですけど自分は好きです。

 

でも実際、キャラの掛け合いについては自分でも意識的に改善してみた部分だったので、そこを評価されたのは素直に嬉しかったです。

ブコメだとやっぱりヒロインとの掛け合いが面白いと嬉しいなあと感じているので……。

褒めておだてるとか上手いことやりますね、木くらいなら登れちゃうな。

 

でも結局は二次落ち作品なので(総合評価はBでした)、当然ながらダメ出しされた部分もちらほらと。

「ですよねー」という部分もあれば、「そこを突かれたかー」という部分もあり、読みながらうんうん唸ってました。

 

前回投稿した後もラノベのラブコメ作品は積極的に読んでる(つもり)なので、なんとか12回後期に応募する予定の作品で改善できたらなと思います。

次作も現代舞台のラブコメです。これまでで一番王道かもしれない(?)。

この前リゼロとか読んで「ファンタジーも面白いな」と思ったんですが、がっつり書くにはまだ少し時間がかかりそうです。

 

最近読んだ本

これまでの蓄積が少ない分を埋めようと近頃はもっぱらラノベを読んでいるんですが、この前「僕は友達が少ない」をようやく全巻読みました。

数か月前に1巻、2巻を読んでその後で全巻買ったんですが、5巻から11巻(コネクト含む)は9月中に一気に読んじゃいました。

 

以前から名前は聞いていたんですが、めちゃくちゃ面白いですね……予想以上に好きになってしまって少しビビってます。

星奈も夜空もみんな可愛いしカッコいいわ……9巻からの10巻で「三日月夜空ライジング!」やるの最高すぎました。少し泣いた。

いろいろあったけど、結局11巻のマリア先生の言葉が核心を突いてるんですよね。

9巻あたりで平坂読先生の作品がかなり好きだということに気付きました(「妹さえいればいい。」も13巻まで読んでるくせに今更気づくな)

 

 

そして先日、ようやく以前からツイッターでフォローして(されて)いる八目迷先生の「夏へのトンネル、さよならの出口」を読みました。まだクーラー使ってるのでギリ夏と判定します。

実は情けないことに、デビュー前からツイッター上とはいえ見知っていた方が受賞されたのが初めてだったので、つい悔しさとか羨ましさが募ってなかなか読めてなかったのです……(7月ごろに買ってはいたのですが)。

 

でもそろそろ夏が本当に終わってしまうと思い、日曜の夕方になってやっと読み始めました。

最高におもしろかったですね……青春と郷愁と成長だ……!!

読んでる途中はただただ面白くて先が気になって、読み終えたら夜になっていました。もう暗かったんですがその足で近所のチェリオの自販機まで行って、本にちなんでライフガードを買いました。100円の自販機だと350mlなんですよね。

 

ヒロインの花城さんがすごくいい性格をしていて大好きです。

あと119ページ、200ページあたりの二人のやり取りがすごく印象に残ってて、こういう何気ないじゃれ合いの中のコミカルな雰囲気が超好み……。

313ページ1行目は言わずもがな最高ですね。

 

 

みっともない話、「自分が燻ってる間に他の人はどんどん面白い小説を書いていく……」という焦燥を感じないと言えばウソになるんですが、総じて言えば自分も「よい小説を書きたいな」と思わされました。

今は11月末締め切りのGA文庫大賞後期に向けて、前述したラブコメのプロット制作中です。最近はプロットをじっくり練ってから書き出すようにしているので時間はかかってますが、今週末くらいから書き始められるかも。

自分のできるだけを出して、よい小説にしたいです。