ラノベ作家のメモと戯言

ラノベ作家の相崎壁際です。第13回GA文庫大賞で「ガンガンGA特別賞」を受賞。デビュー作『どうか俺を放っておいてくれ なぜかぼっちの終わった高校生活を彼女が変えようとしてくる』は2巻まで発売中&コミカライズも連載中です。

第11回GA文庫大賞後期、最終選考落選作の評価シートが届きました

最終選考落選作のやつです

昨日(4月15日)、三次選考と最終選考落選者分の評価シートが配信されました。

落選が発表されてから半月で評価シートが届くの、よくよく考えればかなりスピーディーな感じがしますね。

 ありがたい。

 

どうやら第11回前期から評価シートがサイトのマイページにログインして見る方式になってたらしく、PDFになってる時期(つっても第10回後期までですが)しか知らなかった自分はちょっと驚きました。

念のためオフラインでも保存しときたいなあと思ったので、画面キャプチャとテキスト保存で手元に残してあります。

 

それで肝心の内容ですが、「総合評価(ランク)」と「設定」「キャラクター」「ストーリー」「作品構成力」「文章力・表現力」の5項目、そして総評(最終選考作だからなのか3人分もありました)となっていました。

総合評価はアルファベットでの評価で、それ以外の各項目は数字による評価です。

PDFのときは五角形(確かそうだったような……)で各項目の評価が表されてたと思うんですけど、それはなくなってました。

 

内容についてあまり細かいことを書くとマズそうなのですが、おおむね高評価をいただいたのかな、という感じ。

自分でこんなことを書くと変なのですが、思ったよりもバランスよく評価されていて驚き……書きながらあれこれ修正していったり筆のノリで結構好き勝手書いてたりしたような気がしたので。

作品構成力だけほんの少し他よりも低評価でした。

 

そして総評はなんと3人分もありました。

かなり丁寧に書いてくださっていて恐縮しました……ありがとうございます。

当たり前なんですが「自分の作品をちゃんと読んでくださったんだなあ……」と感慨深くなったりしました。

 

前半に良かった点(自分の作品では「ヒロインとのやり取りよかったよ」「ヒロイン魅力的だったよ」といった感じ)が書かれていて、後半で問題点が指摘されてる感じでしたね。

肝心の指摘なのですが、執筆時に「ここはちょっと強引だな……」とか「このキャラの登場が唐突かな……」とか気になりつつ見て見ぬフリした部分は概ね指摘されてました。

やっぱこういうところはしっかりバレてますね。

 

それと自分の場合は平坦な展開が多いという指摘と、クライマックスの盛り上がりがもうちょい欲しいという指摘がありました。

ダメ出し箇所を読むと「おっしゃる通り……」と納得感しかありませんでした。

 

ちょっとアレですね、卒論発表を思い出しました。

あのときは教授の指摘が的確過ぎてもう……当時は「ハイ、ソッス……ア、ソノトオリデス……スミマセン、シラベテマセン……」しか言った記憶がない(自分はあまりにもショボい卒論を書いてしまったため、未だに大学構内に入り辛いところがあります)。

 

最後ちょっと話が逸れましたが、評価シート読んで改善点が明確になったということと、また執筆意欲が湧いてきたということが言いたかったのです。

5月末締め切りのGAにはまた新作で挑戦しようと思っていて、これは今回最終選考で落ちた作品よりも面白くなる……はず……(予定)。

 今回落選した作品も総評をいただいて改稿ポイントも指摘されたので、せっかくなので改稿してみようかなと思います。

 

それではまた。