ラノベ作家のメモと戯言

ラノベ作家の相崎壁際です。第13回GA文庫大賞で「ガンガンGA特別賞」を受賞。デビュー作『どうか俺を放っておいてくれ なぜかぼっちの終わった高校生活を彼女が変えようとしてくる』は2巻まで発売中&コミカライズも連載中です。

第12回GA文庫大賞後期に応募しました

何とか応募できました

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毎度のことながら、今回も締め切り当日に駆け込み応募です。今回は23時40分くらいだったかな。

なんでこうもギリギリになるんだ自分……いや、理由なんてわかりきってるんですけどね。もっと早よ書け。

 

「いや~10月の半ばなのにもう文庫換算60ページも書いちゃって偉過ぎるな~自分。この調子じゃ11月の半ばには書き終わってるな~」とか余裕ぶっこくんじゃない!お前11月の半ばになっても文庫換算80ぺージまでしか書かないからな!残りの半月で文庫換算160ページ書いて完成させることになるんだぞ。

まあ完成後にも色々チェックする部分があったのもギリギリになった理由の一つですが。昔から制限時間はフルに使うタイプなのです。

 

今回応募したのはコメディ強め(当社比)のラブコメですが、ぶっちゃけ自信があるともないとも言えません。

小説のことなんもわからんという気持ち……わかりたいが……わからせてくれん……ラブコメに出てくるミステリアスな先輩ヒロインの心中のよう……(何を言ってるんだ???)。

 

いや、書いてる途中は面白いと感じていた記憶があるんですけどね?

最後の見直しの時に「あれ、これって面白いのか……?」という疑問がふつふつと湧いてきてヤバかったので慌てて心を閉ざしました(テニスができないのでテニプリの技でマネできるのが忍足の心を閉ざすやつだけ)。

 

第11回後期でラブコメ送ってから(最終選考落選)、これでGA文庫大賞には3回連続でラブコメ送ってます。なかなかしつこいな自分。

でもほら、最近は話題になるラブコメラノベが増えてる感ありますし、意外とねらい目かもしれません(と言い聞かせておる)。

GA文庫大賞だと最近はファンタジーの受賞が続いてますが、自分は「こんだけファンタジーが連続してるしそろそろ次はラブコメ来るだろ……」という完璧な予測を立てています。完全にダメなギャンブラーの思考ですねありがとうございました。

 

それと単純に自分もラブコメ好きですしね。

長期シリーズで買ってるラノベ、ほぼラブコメだったので我ながらびっくりした。

過去にはファンタジー寄りの作品を3、4作品ほど書いたこともあるのですが、別の新人賞で1作品が一次通過した以外は全部一次落ちだったかな?

そのうち書けるようになりたいなーとは思うんですけど、まだ道は遠そうです。まずファンタジーラノベをみっちり読まないとですね。

 

今回の応募作がどうなるのかわかんないですが、ひとまずは「#GA文庫大賞」のハッシュタグで編集さんの呟きを検索しつつ神経をすり減らしたいと思います。

にしても応募数816作とは多すぎやしませんか、辛い。

同じくコメディ寄り(でもラブコメ感は薄め)のファンタジア応募作が今のところ三次選考まで進んでるので、こっちもいいところまで行って欲しいですね。

 

ま、応募しちゃったら後は頑張れよ~って願うだけなので、自分は色々積んでた本とか漫画(「ブレンド・S」とか「ブレンド・S」とか「ブレンド・S」とか!!)とか映画とか楽しみつつ次回作を書きます。

次はタイミング的にも電撃かなー、MW向けの青春ミステリーあたりを書けたらなと構想してます。ミステリーのネタを考え付く脳味噌をAmazonでポチらないとですが。

 

それではまた。

 

P.Sというほどでもない謎の報告

そういえば先日発売された「このライトノベルがすごい!2020」の中で、自分が「弱キャラ友崎くん」のみみみについて記した怪文書が紹介されてしまいました。怪文書が全国流通してしまい、怖くて毎日泣いています。宝島社さんありがとうございました、本当に怪文書を載せちゃってよかったんですか……責任者さん怒られてない……??

まあ、自分があれこれ言うまでもなくみみみは幸せになります……。

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ちなみにこの文章、同じページにある他のコメントから明らかに浮きまくっていて笑っちゃいました。笑っている場合ではないが……。

 

そして驚くべきことにこんなヤベー感じのコメントを、弱キャラ友崎くんの作者である屋久ユウキ先生に拾っていただきました。ありがとうございます。

自分だったらこんなヤバそうなコメントは怖くて触れませんが、そこに触れる強固な意志を持つ人がアニメ化作家あるいはエゴサーの姫になれるのでしょう。何を言ってるんだ自分は?(アニメ化おめでとうございます!動くみみみが観られるなんて嬉しいです!)

 

さらに自分の駄ツイートも拾われました。「このライトノベルがすごい!に出会いを求めるのは間違っているだろうか(元ネタ)」、これは絶対に間違っていますが……。

 

人生二十云年やってると色々と予想外の出会いもありますね。びっくり。

何はともあれ、受賞するまで書きます。

 

第33回ファンタジア大賞前期二次通過しました

やった~~

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富士見書房ファンタジア大賞WEBサイト

 

三次選考まで来るのは去年のGA文庫大賞以来ですね。嬉しい。

そういえば公式サイトの選考結果発表、ファンタジアだと二次選考の時点でちょっとしたコメントが付くらしい。

 

今回のだと

今回の選考では、いわゆる『王道』と呼ばれるような既定のジャンルに囚われず、
新ジャンルを開拓していくようなオリジナリティに溢れる作品が多い印象で

とありました。

自分の作品も「オリジナリティに溢れる作品」に含まれるのかどうかまではわかんないですが、とりあえず王道ではないなーと思います。

 

残り45作か~。

毎回3、4作ほど最終選考まで行ってるっぽいので、確率的には10%もない感じですね。厳しい。

 

まあ応募したものはもうどうしようもないので、今はGA文庫大賞の応募作を仕上げることが大事です。

最近は本当に小説を書こうにもちまちまとしか書けず、先月上旬は「こりゃ11月中旬には余裕で書きあがあるな」なんて思ってたのですが、完成しないままもう残り10日という事態。

 

どう見ても短歌作ってる場合じゃないだろ、何考えてるんだお前(自分)。

自分のことがもうわからんよ。

 

これまで短歌なんか作ったこともないくせに……ちょうど最近買った「あの夏ぼくは天使を見た」にバリバリ影響されたクチです。

焦茶さんのイラストもすごくいいのでみんな買うといいと思います。詩とか短歌とか全然触れてない自分でも感じるものがありました。

 

これを読んだ流れでちょっと前から気になってた「砂丘律」も買ったんですが、読むと本当に小説が終わりそうなので少ししか手を付けてません。

装丁が素晴らしいです。投稿したらちゃんと読もう。

 

何の話してたっけ、GAの話でした?取り留めがなさ過ぎる。

最近はふにゃふにゃしてましたが選考通過したのを見て一気にやる気がみなぎり「人生やってやるぜ……」という感じになったので、GAの作品をバリバリ書きます。

 

それではまた。

 

第12回GA文庫大賞前期二次落ちの評価シートが届きました

チョロいので褒められると嬉しくなってしまう

9月30日、二次落ちしたラブコメ作品の評価シートが投稿用のマイページに表示される形で届きました。

ページを開く前は「くっそ~よくも落としやがって……覚えてろよ……」みたいな心境だったんですが、「キャラの掛け合いがいい」「次の投稿作も楽しみにお待ちしています」みたいなこと書かれてて一瞬で手のひら返しました。

 

今の自分は「よっしゃー!今考えてる最高に面白い作品を送り付けるから待ってろよ!」って感じです。

我ながら呆れるほどチョロインだ……。

ブコメのチョロイン、賛否両論あるかもですけど自分は好きです。

 

でも実際、キャラの掛け合いについては自分でも意識的に改善してみた部分だったので、そこを評価されたのは素直に嬉しかったです。

ブコメだとやっぱりヒロインとの掛け合いが面白いと嬉しいなあと感じているので……。

褒めておだてるとか上手いことやりますね、木くらいなら登れちゃうな。

 

でも結局は二次落ち作品なので(総合評価はBでした)、当然ながらダメ出しされた部分もちらほらと。

「ですよねー」という部分もあれば、「そこを突かれたかー」という部分もあり、読みながらうんうん唸ってました。

 

前回投稿した後もラノベのラブコメ作品は積極的に読んでる(つもり)なので、なんとか12回後期に応募する予定の作品で改善できたらなと思います。

次作も現代舞台のラブコメです。これまでで一番王道かもしれない(?)。

この前リゼロとか読んで「ファンタジーも面白いな」と思ったんですが、がっつり書くにはまだ少し時間がかかりそうです。

 

最近読んだ本

これまでの蓄積が少ない分を埋めようと近頃はもっぱらラノベを読んでいるんですが、この前「僕は友達が少ない」をようやく全巻読みました。

数か月前に1巻、2巻を読んでその後で全巻買ったんですが、5巻から11巻(コネクト含む)は9月中に一気に読んじゃいました。

 

以前から名前は聞いていたんですが、めちゃくちゃ面白いですね……予想以上に好きになってしまって少しビビってます。

星奈も夜空もみんな可愛いしカッコいいわ……9巻からの10巻で「三日月夜空ライジング!」やるの最高すぎました。少し泣いた。

いろいろあったけど、結局11巻のマリア先生の言葉が核心を突いてるんですよね。

9巻あたりで平坂読先生の作品がかなり好きだということに気付きました(「妹さえいればいい。」も13巻まで読んでるくせに今更気づくな)

 

 

そして先日、ようやく以前からツイッターでフォローして(されて)いる八目迷先生の「夏へのトンネル、さよならの出口」を読みました。まだクーラー使ってるのでギリ夏と判定します。

実は情けないことに、デビュー前からツイッター上とはいえ見知っていた方が受賞されたのが初めてだったので、つい悔しさとか羨ましさが募ってなかなか読めてなかったのです……(7月ごろに買ってはいたのですが)。

 

でもそろそろ夏が本当に終わってしまうと思い、日曜の夕方になってやっと読み始めました。

最高におもしろかったですね……青春と郷愁と成長だ……!!

読んでる途中はただただ面白くて先が気になって、読み終えたら夜になっていました。もう暗かったんですがその足で近所のチェリオの自販機まで行って、本にちなんでライフガードを買いました。100円の自販機だと350mlなんですよね。

 

ヒロインの花城さんがすごくいい性格をしていて大好きです。

あと119ページ、200ページあたりの二人のやり取りがすごく印象に残ってて、こういう何気ないじゃれ合いの中のコミカルな雰囲気が超好み……。

313ページ1行目は言わずもがな最高ですね。

 

 

みっともない話、「自分が燻ってる間に他の人はどんどん面白い小説を書いていく……」という焦燥を感じないと言えばウソになるんですが、総じて言えば自分も「よい小説を書きたいな」と思わされました。

今は11月末締め切りのGA文庫大賞後期に向けて、前述したラブコメのプロット制作中です。最近はプロットをじっくり練ってから書き出すようにしているので時間はかかってますが、今週末くらいから書き始められるかも。

自分のできるだけを出して、よい小説にしたいです。