腐れワナビの公募メモと戯言

相崎壁際名義で新人賞に投稿しているワナビのブログ。応募するのは基本的にライトノベル系。

貧乏だけど精神の貴族でありたいから労働したくない

働きたくねえ。

 

はい。

『働きたくねえ』――全人類が今この瞬間考えてることを集計したら、0.5%くらいはこれなんじゃなかろうか。

期間を一週間に伸ばしたら、全体の80%くらいはこう考えたことがあるはず。

 

この数字には根拠がある。

まず、現在就労している人口の99%は確実に思っている。間違いない。

そして、未就労の人間でもいつ何時親の逆鱗に触れて無理やりタコ部屋に突っ込まれるとも知れないご時世、現在ニート満喫中であっても『働きたくねえ』と考えるのは必定。

それでも中学生以下で『働きたくねえ』って考える人間はそんなにいないだろう、たぶん。

いたらヤバいやつだ。どんだけ先読みした苦痛に怯えてるんだよ。中学時代の俺だけど。

 

高等遊民っていいよね

 

俺は中学の頃からずーっと高等遊民になりたいと思い続けている。

社会科の資料集か何かで読んだんだったかな、高等遊民……なんと甘美な響きであることか。

大学出るだけ出といて働かず、その頭脳を活用しない――最高かよ。

 

人間は出来るだけ労働するべきではないと思っているし、俺以外の全人類が労働してても俺だけは労働したくないと思ってる。

ベーシックインカム最高。早く導入してほしい。

AIーーっ!!!!早く俺の仕事を奪えーーーっ!!!!

 

まあ今現在労働してるけど。

悲しいことに。

 

本当だったら労働したくないんだけどね、

労働しなきゃ欲しい本もマンガもCDもBDも買えないので仕方なく労働に身をやつしている。

今仕事辞めたら来月はともかく、再来月のクレカ払えないからな……食費は月2万円にもなってないはずなのに、いったいどこに使ってるのか。

 

あと親の目。

仮にも大学出してもらったからなあ……現状の俺でさえいろいろと不満があるっぽいのに、仕事辞めたとか言ったらどうなることか。

 

めっちゃライン飛ばしてきそう。

考えてみたら俺、社会人になってから大学4年間の学費分すら稼いでないんだよなー。

大学高い。親ってすげーなあ。

しかも俺、一人暮らしだったから仕送り貰ってたしね。

そう考えると土下座くらいじゃ感謝の気持ちを表せないレベル。

ありがとうペアレンツ……!!

 

まあ俺が完全に個人主義的考えを持っていたら、そんなん気にせずに暮らせるんだろうけど。

それがしづらいのが家族。

 

精神の貴族でありたい

そうそう。俺は精神の貴族でありたいんですよ。

森見登美彦先生の小説(たぶんそう。モリミーは文庫全部持ってるけど、どの本に載ってたか忘れた)の登場人物が

 

「精神の貴族は労働しない」

 

って言ってて、俺は感銘を受けた。

正直なところ「働きたくない」っていう願望を表出させることが、いけないことなのかと思ってた時期もあったんですよ。

周りの大人はみんな働いてるしね。みんな偉すぎ。もっと休めよ。

かく言う俺も、「将来は地方公務員になって9時5時で帰りたい」と心にもないことを言って取り繕うこともあった。

本当は9時12時ですら嫌なクセに。

 

そんな俺の心に、この「精神の貴族は労働しない」という言葉は天啓のように舞い降りた。

 

あ、いいんだ、ってね。

 

なるほど、俺がこうも働きたくないのは決して怠惰のせいではなく、俺の心が貴族に近しい高潔なものであるがゆえだったのかと。

俺のように腕力も無く根性も無く甲斐性も知恵も無い人間は、労働に向いていないのではない

労働しない貴族たらんとする素質に恵まれていると言うべきなのだと。

恩典や土地収入などの不労所得に恵まれた貴族は生まれながらにしてニートである。

ならば金銭的には貴族たりえない一般人が精神的に貴族の高みを目指すのであれば、ニートになるのが手っ取り早い。

もうね、俺もこの教えを守って非暴力・不服従・未就労の三拍子揃った聖人君子になろうと思った。

 

俺はぜひともこの思想を広めなければならんという使命感に駆られた。 

次の日あたりに

「俺は精神の貴族だから労働しねえぜ。バイトもしねえ」

って友達に言ったら

「ハァ?」

みたいな顔をされて散散バカにされた。

「お前のような奴がいるから日本が衰退する」

「勝手にくたばってろ」

「今のうちにライン消しとこう」

「金せびりにきたら撒く用の塩準備するわ」

とかすげーこと言われてたな。

思い出したら腹立ってきたぞ。俺もお前らが金の無心に来ても一銭も貸してやらねーからな! そもそも貸せる金がないけどさ!

 

まあ、もちろんこんなやり取りは冗談混じりだったわけで。

 

そんな日々も今は昔。

俺も渋々労働で日銭を稼ぐようになって今に至る。

はあー。どうしてこうなってしまったのか。

めっちゃ給料少ないしな!

 

精神の貴族たりたいと思っていた俺はどうしてしまったのか。

いや、今でも思ってるんだよ?

それでも色んなものが俺の邪魔をする。

ぐぬぬ……。

色々書いてたらいつの間にか虎になってたりしないかなーとか思うけど、虎になるのは結構嫌だな。

 

あ、そうだ、新人賞取ったら仕事辞めよう。

賞金を元手に上京しよう。

東京さ行ってべこ買うだ。

 

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