ラノベ作家のメモと戯言

ラノベ作家の相崎壁際です。第13回GA文庫大賞で「ガンガンGA特別賞」を受賞。デビュー作『どうか俺を放っておいてくれ なぜかぼっちの終わった高校生活を彼女が変えようとしてくる』は2巻まで発売中&コミカライズも連載中です。

第10回GA文庫大賞後期締め切りまで1か月

11月来るの早すぎ

新人賞の締め切りが来るたびにこんなこと言ってるな……。

恐ろしいことに、まだ投稿(予定)作品の完成が見えないままもう11月になってしまった。

いや、一応ラストまで考えてはあるんだけどね……。本文がなかなか書けない。

今までにない文体だからかなー。

応募作品は三人称で書いてるんだけど、実は三人称の作品を書くのは初めてだったりする。

これまでの作品は全部一人称だったんだよね。

章によって視点交代させたり、プロローグだけ別視点だったり、っていうのはやったんだけど。

ってことで、今現在慣れない三人称に結構苦戦してる感じです。

 

別に書けないってわけじゃないんだけどね……三人称だと登場人物の心情を書く際にいちいち「○○は~~と思った」って感じの書き方が多くなって、なにかにつけて心情を書きたくなってしまう病に冒された俺には難しい。

どうしても回りくどい書き方になっちゃうから、あんまり「○○は~~と思った」って書き方したくないんだよね。

まあ、三人称で回りくどくなるのも、結局のところ技量が足りてないのが問題なんですが。

そこのところはうまい三人称の小説を読んで、自分の中に吸収していくしかないっすね。

今のところは完全に実力不足なので、もっと勉強してかないと。

 

三人称視点にしたのにも一応理由があるんで、そこは譲れない。

なのでこっちがどうにか工夫して解決するしかない。

長い目で見ても、一人称でしか書けないってのは明らかに作品の幅が狭まっちゃうから褒められたことじゃないと思うし。

小説家としてもなるだけ、色んな作品が書けるタイプになりたいと思ってるので。

そういうタイプだと作者買いはされにくいかもしれないけど、色んな方面に層が持てていい……ような気がする。

結局、たくさんの人に自分の小説を読んでもらいたいってことなんだけど。

っていうか正直に言えばたくさんの人に買ってもらいたい。

最悪読まなくてもいいから買ってほしい。

誰かお金ください。

いや、そりゃ読んでくれるだけでうれしいけどね?

小説家として生きるにはお金が必要なんだよ。

できるだけ家から出ずに生きていたいんだよ。

家の外には危険がいっぱいだからね。

 

あんまり正直すぎるのも損するだけな気が最近してきたぞ……。

 

なんにせよ、GA文庫大賞は自分にとって勝手に思い入れを持ってる賞なので、できる限り納得いく作品を投稿したいものです。

人生で初めて書いた処女作を投稿したのが、丁度1年前の第9回GA文庫大賞後期だった。

結果は二次落ちだったけど、なんかその作品を書ききったときから、なんとなく「俺もやればいけるんじゃないか」っていう気になってる。

ある意味人生の転機と言っても良い賞。

そう言えばあの処女作は良い意味で性癖出しまくった作品だった。

まーそれまで小説書いたことない人間が小説書くなんて、よっぽど書きたい性癖が無ければ書けないよね(俺だけ?)。

またあんな感じの作品が書きたい。

っていうかそんな感じの作品を12月のMFに出そうかと構想中。

 

それじゃ。