ラノベ作家のメモと戯言

ラノベ作家の相崎壁際です。第13回GA文庫大賞で「ガンガンGA特別賞」を受賞。デビュー作『どうか俺を放っておいてくれ なぜかぼっちの終わった高校生活を彼女が変えようとしてくる』は2巻まで発売中&コミカライズも連載中です。

新人賞で選考中の作品があるだけで精神が穏やかになるというワナビあるある

あると思います

昨日ガガガの新人賞に応募したんだが、電撃の選考が終わってから今まで持ち弾がゼロだったんだよね。その状態が本当にしんどかった。

 

aizakikabegiwa.hatenablog.com

 

だって、何も選考中というか応募中の作品が無いってことは、現状作家になれる可能性はゼロっていうことだから。多分いいところまでは行けそうになくても、とりあえず選考中作品があれば心が休まる。

結構こういう心理になる人いるんじゃないかと思う。

人によっては「最高の作品じゃないとダメ」ってこともあるかもしんないけど、俺の場合は「まあそれなりに頑張って書いた作品」程度でも大丈夫なんだよね。そこは個人差。

 

ここで有効なのが作品の使いまわし

 

だと思うんだよね。

使いまわしっていうのは、一つの作品をいろんな新人賞に応募すること。

一般の新人賞と違って、ラノベの新人賞は他の新人賞で落選した作品を受け付けてるところが多い。なのでそういうところを狙って「Aという作品がα新人賞で落選したらβ新人賞に応募する」っていうのが使いまわしです。

もちろん同時期に複数の新人賞に応募するのは規定違反なのでダメだけど。

上記の「選考中の作品が無いと焦る」的な症状はこれで抑えられるはずなんだけど、今のところ俺はできないでいる。

それは、落選した作品は書き直したくなっちゃうから。

「ここ書き直したらもっといいんじゃん?」「あそこも登場人物変えてみるか」「主人公の設定変えるといいっぽい」みたいなのが際限なくでてきて、それを直すまでは使い回しできねーって思っちゃうんだよな。

別の新人賞で一次落ちだったのが運よく二次まで残ればいろんな評価シートももらえるし、高次落ちならあわよくば受賞もとか考えるし、使いまわすのが一番効率良いし精神にも良いってわかってるんだけど。

でもなー、あそこ書き直したらだいぶ良くなって次は受賞なんてことも……とか夢想しちゃうともうダメ、使いまわせない。

迷う。

 

いや、書き直せばいいんですけどね。頭がもう次の作品に移っちゃってなかなかそっちの作業やる気になれないんだよ。

そもそも落選が判明するのって、投稿してか一、二か月、長ければ三か月とか経った後だし。もう次の作品書いてるよ。というか順調なら次の作品も応募してさらに次の作品書いてるよ。

難しいなー。